二色刷りドラちゃん

汚くなっちゃった練り消しと、比較的キレイな練り消しで、

ドラちゃん完成です。



二色刷りで作られてるの、お分かりになります？
キャラは二色刷りで作れるか、三色刷りか、
考えて作ると勉強になります。
二色刷りで構成されてるキャラは、アニメなどでのヒット率が高いかも｡。？



ちなみにこのドラちゃん、湯浅さんの作品。
こういう遊びの中でもたくさん学べます。

人生がある、

【この人にも、人生がある。】



まいにちまいにち、色んな人に出会うなかで、
そういう考え方が出来たら、どんな相手もイヤな気持ちで接することはないんじゃないかと考えた。




電車中の、会社中の、街中の人にそれぞれの人生がある。
なにか絵で表現出来ないだろうか？

Christopher Wool

NY滞在中、美術館も何度か行きましたが、
思いの外感動したのが、 Christopher Woolの作品。



メッセージ性重視かと思いきや、
技法。すごい勉強になりました。

一度絵を描いて、上から白でうっすら消して、もう一度ちょっと位置をずらして同じものを描いたり。

絵の具を塗ってから垂らしたキャンバスを、上下逆さまにして仕上げたり。そうすると、垂れた絵の具が天に上っていくような不思議な世界に。



わたしは絵を描いてると公言しているものの、技法についてはあっぱらぱあなので。



観る勉強も大事だなあと思いました。また色々みたいなあ。

http://wool735.com/cw/home/

お通夜のラクガキ

祖母のお通夜があったのですが、


最後に捧げるお手紙に、さらさらと祖父母の仲睦まじい姿をラクガキしてみた。

簡単に描いたそのラクガキに、姉は涙してくれた。




絵が大好きだった幼い日々に一番大事だった思いは、ナンだろう。




自分の才能とか、著名になるとかならないとか、人気が出るだのナンだの。
そんな大人の事情はいまいちど忘れてみようと考える。



一枚のラクガキに涙を流してくれた姉の、あたたかさにわたしは心から感謝したい。

肝心なことは口下手なので。そんな話はここだけですけど。

きちんとした絵

過去の素人くさいじぶんのイラストを振り返り、


いままでお仕事として成り立って本当にありがたかったなあ、反省しておりました。

いま思えばもっと描き込みたかった箇所がたくさんあって。

もっと上達したいと心に決めました。
きちんと描きたいと。




でも一方で、
きちんとってなんだろう？
きちんとした絵って、決まりごとあるかなあ？
上達って、なにが上達かな？


じゃあ逆に、きちんとしてない絵って？


お知り合いのイギリスの作家さんのイラストを見て思ったのは、
【日本の絵に関するきまりごととは真逆の作品だなあ…】
ということ。

それから友人のお嬢さんのイラストを見て。
【いいじゃない！理屈じゃなくて！】
と感じました。


自分のよさは大事にしないと。
アドバイスを受けても、丸々素直にアドバイスをきいては…
アドバイスは、わたしのよさを引き出そうと考慮いただきのことだから…。



他者の価値観が介入されると、『ちょっとキミの絵じゃないなあ』って、
ご依頼主にすぐ気付かれちゃうんですよね…。





あとは、ご依頼に合わせて、
もっと成長していこうと考えています。

そろそろ、自分の足で、立ってみる。

にがおえ

わたしは小さな頃、好きになった大人の似顔絵をたくさん描いて、

じぶんが大人になったら、それが、そのまま職業になっただけだと思う。

大好きだから、あなたが描きたい。そんなんじゃだめなのかなあ。そっくりじゃなくても怒らないでよ。


今日は黙々といろんな人の顔を描いている。

キューリ

朝を睨んで。
という、大好きな曲のワンフレーズが、十年近く頭から離れない。

久々に記憶の小箱から飛び出てきたので、その歌詞をイラストで表現出来ないかと鉛筆を握ってみた。
ところが、
もう何年も、一枚のイラストとして頭にイメージが残っているのに。
この一枚しかない！という原案が、あるのに。
描けずにいるのは、なんでかな。
単純に臆病なんだとわたしは思っているが。或いは。。。


イラストを描くとき、あっという間に一枚仕上げるように他人には見られるが、
ぐちょぐちょ、ぐちょぐちょ、一ヶ月近く考えてから描き出すことが、わたしには間々ある。




助走の期間、たびたびやつれたり
キュウリしか食べれなくなったりもするが、
ちょっとその時間が楽しいのです。
フフフ。。。。ボリボリ。。。。

サミシイを

仕事の帰り道に、さみしい。
家族が寝静まって、さみしい。
言葉が通じなくて。
一人でごはんを食べて。
クラスが変わって。


さみしい、とは、人生で追っかけっこだ。
いま幸せだからとか不幸だからと、
ちょっとまた別のところでの。はなしとして。


それを小さな一枚の原画にしてみようと思う。

それに罪はないから。

自戒

あんまり優しくない、いまの自分がきらいだから、
穏やかな頃のラフを引っ張り出してきた。




優しい気持ちをだいじにしないと、わたし絵は描けないな。
ゆっくり絵の具を載せてみようかと考える。少し、自戒の念も込めて。

さくらのえ

わたしはずっとマンガしか描いたことがなかったので、
お恥ずかしいはなし、27の頃は絵の具の溶き方も知りませんでした。


自分の絵の具を初めて買い、4カ月で小さな個展を開き、
翌年には画商と契約を結びました。


4年経った現在、このふざけた弟子に引っ張り回されながら、
師匠とは少し、一緒に仕事をしております。


今回の桜の絵は、師匠の意見無く初めて描き進める一枚です。

下手くそでも汚くても、忘れない一枚となるとわたしは思っております。




さ、やりますか。